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わたしシリーズ

旅の思い出や展覧会を観たときの感動、おいしものを食べた記憶やレシピなど、日常の様々な記録をカードに残して、箱に入れてとっておく。+labの記録を残すためのひとつのカタチ、それが「わたしシリーズ」です。はがき大のカードと文庫本より少し大きな箱は使いやすく日常にとけ込みやすいサイズ感です。カードをしまっておくための箱は、インテリアとして違和感のないデザインを目指しました。

また、シリーズの姉妹品「memoroku(メモ録)」は、「わたし○○(レシピ・トラベル・ダイアリーなど)」よりも小さいサイズのカードと箱で様々な記憶を、メモよりもちゃんと記録よりも気軽にとっておくことができます。よりしっかりとっておきたい記憶は「わたし○○」で、気軽にとっておきたい記憶は「memoroku」であなたの日々をとっておくことができます。

【 わたしシリーズの始まりのお話 “わたしレシピの誕生” 】

「わたしシリーズ」の始まりは、文具好きの、文具好きによる、文具好きのためのお祭り「文具祭り」から生まれた「キッチン文具研究会」から。文具祭りで出逢い結婚した芸人のだいたひかるさんとデザイナーの小泉さん夫妻と各社の企画室が一緒に“キッチン文具をつくる!”という企画が「キッチン文具研究会」です。

その研究会に+labが参加したことで生まれたのが「わたしレシピ」です。キッチンと文具、そして+labが得意とすること(当時はまだブランドが起ちあがったばかりでさほど得意なことも明確ではなかったと思いますが…)“ 紙もの!”ということで、キッチンに紙もの…レシピカードはどうでしょう?と提案しました。そこから、いろいろな研究が始まっていきます。

実際にだいたさんが記録しているレシピ帳を見せていただいたり(これが素晴らしくきれいでわかりやすかった!)、合羽橋にキッチンの道具を見に行ったり、料理教室の見学にも行きました。形のデザインはもちろん、使い勝手や何を書いて残したらその料理を再現しやすいか、何でレシピをわざわざ自分で書いて残しておくのかなど色んなことを考えたり、モックアップをつくって試行錯誤したり…。

また、ちょうどその頃、日本食が世界文化遺産に認定された時期だったこともあり、日本のお母さんの味を残すためのツールが「わたしレシピ」になったらいいよね!なんて大きな野望(?)も生まれました。そんな風に、いろんなことを考えたり話したりして誕生したのが「わたしレシピ」です。

「『とっておき』を『とっておく』」というわたしレシピのコンセプト。もしかしたら私たちの日々のあらゆる「とっておき」につながるかもしれない。そして、カードと箱でとっておくこの形は、気負いなく気軽に記録ができるカタチではないかと+labは考え、+labの記録のカタチとしてこのシリーズが誕生しました。